今日は午前中に金管楽器のレッスン。午後から通し練習だった。
帰り道の話。
駅の改札を出て、すぐとなりのコンビニに寄った。喉がかすれていたので飴を選んでレジへ。店員がいない。よーく周りも見渡すと客も自分ひとり。「なんか映画かよ」と心の中で叫んでいると奥から店員が「大変お待たせいたしましたー」と上機嫌ででてきた。ムッとしたがグッとこらえた。待たせといてそのテンションはなんだと、ポテチの油がついた指であなたの携帯のディスプレイをベタベタ触ってやろうかと。いらだちを抑えて店をあとに。なぜかダッシュで階段をかけおりた。靴に違和感を感じたので見てみるとべったりガムが。くそっ!!ポケットティッシュで拭き取った。くさい。なんのガムなんだろうか、ザリガニの匂いがした。2つ続けてコンニャローな出来事。まあ仕方ないかと駐輪場へ。入り口があるのだがそんなに広くない。人が三人入るくらいだ。曙サイズなら1人だが。 その入り口の奥からいかにもな「大阪のオバハン」が猛スピードで突入してきた。よけた。よけきれた。しかしそのオバハンが僕とすれ違うときに言葉を発した。鼻息まじりに「ガンダムぅ」と。
ガンダム…。男のロマンが眠っているあの不朽の名作。それが一体どうしたのか。空気の抜けた自転車で帰りながら考えていた。息子に録画を頼まれたのか、いやいやこの時間帯に放送していないはず。プラモデルが売れ切れそうなのか、いやいやそんなすごい売り上げならメディアがワサワサなっているはず。
色んな妄想をしていると知らぬ間に帰宅。
ピンポーン。あー今日は嫌なこともあったけど妄想楽しかったからまあいいや、と帰り道を思い返した。
ピンポーン。しかし暑い。駅の温度計は確か35度だったな。冷めろ地球。
ピンポーン。
家に誰もいない。
鍵が開かない。
妹は塾。兄はバイト。
母はジム。父は仕事。
コンビニといい、家といい、なんでこう、いないんだろうか。
家の中から「お待たせいたしましたー」と聞こえてこないかと期待したが、無念。30分待ち続けて兄がやっと帰宅。
あー。
体力と精神力が削がれた。
宿題をせねば。
といいつつこの記事を書くのに相当な時間を要した。
ざっと読み返したところ、ポテチを食べながら曙サイズのザリガニが、バイト先からチャリで猛スピード帰ってきて、ガンダムプラモデルを油まみれの指でベタベタ触りまくったという話。
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